Magics Back(Theme From‘The Ghosts of Oxford Street’)
/Malcolm McLaren feat.Alison Limerick
(UK盤CDS  1991 BMG PD 45224)
  1.7 inch  03:22
  2.Techno Mix  05:58
  3.Rave Edit   04:01
  4.House Mix  06:40
  5.Techno Edit  03:53

セックス・ピストルズを世に送り出した奇才マルコム・マクラーレンとPWLのコラボレーション曲。
サントラからのシングルカットらしいのですが、全然知らない映画です。
ベートーベンの交響曲第7番をネタに使ったこの曲、ボーカルにアリソン・リメリックを迎え、特にPhil Hardingが手がける、7inchバージョンは、カッコイイ、ハウスサウンドに仕上がっています。
Vision Masters&Tony Kingが手がけるそれ以外のリミックスは、ピアノを使ったシカゴハウス的な音とレイブ系の音を融合したサウンドでPWLらしくないけど、これはこれで良い気がします。


Mandy/Mandy 
(日本盤CD ALBUM  1988 ALFA 32XB−240)
  1.Stay With Me Tonight  03:34
  2.I Just Can’t Wait  03:25
  3.Victim Of Pleasure  03:31
  4.Duel  04:05
  5.Boys and Girls  03:45
  6.Mandy’s Theme Part 1(I Just Can’t Wait)  04:24
  7.If It Makes You Feel Good  04:31
  8.Positive Reaction  03:27
  9.Say It’s Love(Love House)  03:52
 10.He’s My Boy  03:52
 
11.You’re Never Alone  03:34
 12.Mandy’s Theme Part 2(I Just Can’t Wait)  04:13
 13.Positive Reaction(Miami Mix)  03:42

PWLレーベルを設立しての第一弾アーティストとのことですが、まあ、ハッキリいって歌はヘタです。
曲の方も、UKでは全然売れなかったし、SAWが手がけた曲も2,8,10、11、13曲目のみ。
一番このアルバムの中で、ヒットポテンシャルの高い楽曲と思う、「He’s My Boy」をシングル化しなかったのは不思議ですね。
まあ、それでもプロパガンダの曲のカバー(4曲目),PWLがリミックスした「Boom Boom(Let’s Go Back To My Room)」のバックトラックそのまま使ったような5曲目やプリンセスのようなアーバンコンテンポラリー系のサウンドまでそれなりにバラエティ豊かなアルバムに仕上がっています。


Every Kinda People/Mint Juleps 
(UK盤CDS  1987 STIFF CDBUY257)
  1.Every Kinda People
    〜Best of Both Worlds
    〜Ain’t Seen Nothin’ Yet  21:31

チャールズ姉妹を中心とした女性6人組のコーラスグループ。ZTTのトレバー・ホーンプロデュースによるロバート・パーマーのカバー曲ですが、メローで素敵なポップソング仕上がっています。
こちらCDシングルは、3曲全部繋がってますが、2曲目の「Best of Both Worlds」が、SAWプロデュース曲です。あんまりSAWらしい曲ではなく、ポップなんだけど、やっぱB面用の曲。ホントにSAWか?(笑)
  


New York Afternoon/Mondo Kane feat.Dee Lewis and Coral Gordon 
(UK盤12”  1986 LISSON/PWL DOLEQ 2)
  A1.New York Afternoon  05:39
  A2.New York Afternoon(Little Samba Mix)  02:37
  B1.New York Afternoon(Nip On Mix)  02:36
  B2.Manhattan Morning  04:05

ボーカルにジョージー・フェームを迎えた、オシャレでジャージーなボサノバ調のSAWらしからぬポップソング。SAWを子馬鹿にしてた人だって、納得の1曲です。
B1のミックスは、ジョージー・フェームのボーカルがないバージョンです。ミックスは、ミックスマスター、フィル・ハーディングのお仕事でした。


An Everlasting Love In an Everchanging World
/Mondo Kane feat.Dee Lewis&Coral Gordon 
(UK盤12”  1986 LISSON/PWL DOLEQ 6)
  A1.An Everlasting Love In an Everchanging World
     (A Foggy Day In London Town Mix)  06:35
  B1.An Everlasting Love In an Everchanging World(Instrumental)  04:15
  B2.An Everlasting Love In an Everchanging World(Radio Mix)  04:20

基本的には、↑の曲と同じ路線のオシャレなボサノバ調の曲ですが、今作は、ジョージー・フェームは、フィーチャーされてません。MONDO KANEって、多分SAWの別名義のユニットなんでしょうけど、こういう曲だって出来るよっていう評論家を見返す為なのか、レコードコレクターのピート・ウォーターマン氏の趣味なのかわかりませんが、いい曲なのは確かです。
マット・ビアンコやバーシアが、好きな人にもピッタリくるかもしれません。
ちなみにミックスは、インストが、フィル・ハーディングでそれ以外は、ピート・ハモンドが手がけてます。


If You Belong To Me/Nancy Davis 
(UK盤12”  1992 PWL PWLT221)
  A1.Extended Mix  06:52
  A1.Piano−A−Pella Mix  02:58
  B1.Slamming Remix  05:32
  B2.Not Much Vocal  05:31

なんかBLACK BOXの「Ride On Time」みたいな曲ですが、まあ、少々のパクリは許しましょう(笑)
Stock&Watermanになってからのサウンドは、少し上品なポップハウスで、シビルなど歌のうまいブラック系のアーティストにうまく当てはまるサウンドだと思います。
こちらナンシー・デイビスもシビルよりは、もう少しポップフィールドに近い声質のボーカルですが、歌はうまく、サウンドもイタロハウス的な雰囲気も持ち合わせた上質のダンスミュージックと言えるでしょう。B1のリミックスは、アシッド・ハウス的な要素を取り入れたバージョンですが、ちゃんとボーカルは入ってます。


タイトル O’chi
アーティスト O’chi Brown
プレス国 日本盤CDアルバム 1987年
レーベル ビクター音楽産業 カタログナンバー VDP−1188
購入
トラックリスト
1.100% Pure Pain
2.Caught You In A Lie
3.Lady
4.Whenever You Need Somebody
5.Two Heart Beating As One
6.Learning To Live
7.Fantasy
8.Call Me Up
9.Another Broken Heart
 3:40
 4:35
 3:41
 6:50
 3:12
 4:50
 3:46
 3:17
 5:46
コメント
4曲目は、リック・アストリーのバージョンがお馴染だけど、こちらがオリジナル。
ストック、エイトケン&ウォーターマンらしいライトなソウルを聴かせる上質のアルバムに仕上がっています。
ちなみにSAWが手がけるのは、1,2,4,6曲目で3,5,7,8曲目は、同じくPWLのウォシュモーン&モリソンのコンビによるものです。PWLといえばバキバキのハイエナジーサウンドをイメージしがちだけど、こういったミディアム・テンポの方向性の違う楽曲も手がけられるところは流石。

So Pround Of You/Paul Varney 
(UK盤12”  1991 PWL PWLT210)
  A1.So Pround Of You(Extended Mix)
  A2.So Pround Of You(Phil Smooth Harding Remix)
  B1.If Only I Knew(Hurley’s House Mix)
  B2.If Only I Knew(Maurice’s Underground Mix)

一番↓で紹介しているYELL!の片割れ、Paul Varneyのソロシングル。
Stock&Watermanになってからの曲ですが、YELL!の時よりも洗練されたポップソングに仕上がっています。
A2のリミックス名を見てもわかるように、かなりハウス寄りのサウンドで、ガラージュ・ハウス的なソウルフルなテイストに溢れています。A2のリミックスは、基本的にはEXTENDEDを基調としながら、シカゴハウス的な仕上がりをみせています。
ソロデビュー曲「If Only I Knew」は、お蔵入りだそうですが、リミックスバージョンが、この盤のB面に収録されました。シカゴハウスの重鎮、Steve”Silk”HurleyとMaurice Joshuaが、リミックスを手がけています。白人ポップボーカリストが、歌ってるのであんまり迫力ないし、サウンド的にもPWLらしさもないという感じで、ちょっと中途半端ですね。


タイトル All Right Now
アーティスト Pepsi&Shirlie
プレス国 日本盤CDアルバム 1987年
レーベル ポリドール カタログナンバー P33P 20139
購入
トラックリスト
1.Heartache
2.Lover’s Revolution
3.Can’t Give Me Love
4.Hightime
5.What’s Going On Inside Your Head
6.Goodbye Stranger
7.Surrender
8.Crime Of Passion
9.All Right Now
10.Goodbye Stranger(Bonus Beats)
11.Heartache(Dot and Daisy’s Club Mix)
 3:39
 3:37
 3:43
 5:44
 4:20
 3:35
 4:07
 3:50
 4:00
 7:22
 7:39
コメント
80年代人気があったポップデュオ「WHAM!」のバック・ヴォーカル&ダンサーをやってたというこのペプシ&シャーリーという女性デュオ。注目曲は、彼女たちのデビュー曲でありUK大ヒットとなった1曲目。
クレジットでは、Produced by Phil Fearon&Tambi Fernando,Mixed by Stock,Aitken,Waterman&Pete Hammondとなっているけど、実際はSAWがプロデュースを手がけているそうです。ただ作曲自体を手がけていないのでイマイチSAWらしさを感じられないのが残念なところ。その分、Phil Hardingが手がける11曲目のリミックスは、当時人気があったシカゴハウスの影響を受けたPWL流のハウスサウンドが展開されていて○。
Pete Hammondが、プロデュースに参加する6曲目は、ちょっぴりファンキーなソウルナンバーですが、出来としては中途半端な感じかな〜。

I Can Prove It/Phil Fearon 
(UK盤12”  1986 Ensign/Chrysalis PFX1)
  A1.I Can Prove It(Full Version)  06:37
  B1.Il Gurnata  05:21

一応、クレジットをみると、MIXED BY STOCK AITKEN WATERMAN with MIXMASTER PHIL HARDINGとなってますが、話によるとSAWのプロデュース作品だそうです。
フィル・フェロンの甘いボーカルとバックコーラスが絶妙に絡み合った名曲!シンセとカッティング・ギターがいい味を出してます。


Dancing Tight〜The Best of Phil Fearon&Galaxy/Phil Fearon&Galaxy 
(UK盤CD ALBUM  1992 Ensign CDCHEN31)
  1.What Do I Do  03:31
  2.Dancing Tight  03:36
  3.This Kind of Love  04:19
  4.Head Over Heels  03:54
  5.You Don’t Need A Reason  04:05
  6.Wait Until Tonight(My Love)  03:44
  7.If You’re Gonna Fall in Love  07:03
  8.Everbody’s Laughing  03:40
  9.I Can Prove It  04:00
 10.All I Give To You  04:34
 11.Fantasy Real  04:02
 12.Ain’t Nothing But a House Party  03:22
 13.Nothing is Too Good for You  03:54
 14.Anything You Want  03:53

「I Can Prove It」は、楽曲の出来が良だけでなくチャートアクションも良かったのですが、SAWと組んだ第2弾!
カバー曲「Ain’t Nothing But A House Party」は、あまりにもSAW色を強く出し過ぎて、見事にコケました。
ポップでオシャレなダンスナンバーというのが、フィル・フェロンの売りなのに、安っぽいユーロビート系のダンスポップに強引に引き込んだのは、ちょっと失敗かな。まあ、PWLファンなら許せる範囲なんですけどね(笑)。


タイトル DANCING TIGHT−ALL THE HITS EXTENDED
アーティスト Phil Fearon&Galaxy
プレス国 ドイツ盤CDアルバム 1995年
レーベル MORE MUSIC カタログナンバー MOCD 3006
購入 Amazon.co.jpで購入する
トラックリスト
1.Dancing Tight
2.Wait Until Tonight(My Love)(Dance Mix)
3.Head Over Heels
4.Ain’t Nothin’ But A House Party(Raise The Roof Mix)
5.Fantasy Real(Parts1&2)
6.This Kind Of Love(12”)
7.You Don’t Need A Reason(M&M Mix)
8.I Can Prove It(Full Version)
9.Everybody’s Laughing
10.What Do I Do?(Dancemix)
11.Dancing Tight(Radio Edit)
12.What Do I Do?(Radio Edit)

Track 4 Produced by Stock Aitken Waterman
     Mixed by Mixmaster Pete Hammond
Track 8 Mixed by Stock Aitken Waterman
  6:15
  7:34
  6:39
  7:22
  6:08
  6:51
  8:19
  6:41
  7:31
  7:13
  3:37
  3:31
コメント
80年代、軽やかなUK SOULで人気を博したPHIL FEARON&GALAXYの12”バージョンのベスト盤。
シングルバージョンのベスト盤は、そこら中に溢れてますが、主要な12”バージョンを網羅したこのベスト盤は貴重な1枚。
実際には、プロデュースまで行いながら契約の関係上?ミックスのみクレジットとなったStock Aitken&Watermanの手がける「I Can Prove It」は、今聞いても秀逸な出来!
アルバムに収録されたどの曲も良質なライト・ソウルでPWLファン以外にもオススメの1枚です。

Only The Strong Survive/Precious Wilson 
(ドイツ盤12”  1987 ZOMBA/JIVE JIVE 6.20795)
  A1.Only The Strong Survive(Extended Version)  07:50
  B1.Ain’t No Love  04:26
  B2.Nice Girls Don’t Last  03:52

SAWの作品の中では、隠れた名曲だと思うのですが、全然ヒットしませんでした。
プレシャス・ウィルソンは、実力派ボーカリスで歌はうまいし、サビの部分も覚えやすく、親しみやすいメロディーラインと悪くないというのに・・・。宣伝不足かな?


I’d Rather Jack/The Reynolds Girls 
(日本盤CDS  1989 ALFA 11B3−54)
  1.Extended Version  07:29
  2.Single Version  03:35
  3.Instrumental  03:33

自らPWLへ売り込みにいったティーンエイジャーのレイノルズ姉妹の最初で最後のヒット曲。
当時、人気のアシッドハウスを取り入れたPWLらしいポップハウスでどうしょうもない内容(笑)の歌詞を歌ってます。


Shake It!Shake It!/Rin Tin Tin 
(UK盤12”  1985 Irrepressible PRESIT3)
  A1.Shake It! Shake It!
  B1.Brandy
  B2.Opposites Attract

男性5人組のポップアイドルグループのようですが、よく知りません。「シェイク・イット、シェイク・イット」というサビの部分が印象的でノリの良いポップソングで、SAWの初期作品ながら、らしさの出た1曲です。
B面の曲は、フィル・ハーディングがプロデュースした元気の良いポップロックソング。ダンスミュージックじゃないけど80年代らしい曲ですね。


Living Legend/Roland Rat 
(UK盤LP ALBUM  1986 BBC REB614)
  SIDE A
  
1.Living Legend(Vocal)
  2.The Rat Is Back
  
3.Drivin’
  4.Living Underground
  
5.S.W.A.L.K.
  6.Fame

  SIDE B
  1.Parasite In Paradise
  2.Guinea Pig In Love
  3.Hair Loss
  4.Trousers
  5.Linda The Canteen Girl
  6.Living Legend

BBCのTV番組「Living Legend」のサントラらしいのですが、よく知りません。ジャケを見る限り、ネズミのパペットが主役の番組のようですが、「Spitting Image」的なブラックユーモアあるコメディ系の番組なんでしょうか?
さて、そのテーマ曲である「Living Legend」ですが、MEL&KIMの「Showing Out」のようなイントロではじまるダンスポップソングでなかなかいい感じです。ただ、ボーカルがちょっとねえ・・・。おそらくキャラの声優が歌ってるんでしょうけど、アクが強くて一般ウケしないかな。
この曲以外に、A−1,5曲目をSAWが、プロデュースしていますが、聴くまでもありません(笑)。
なんか良くわからない、B面のオマケに使うような曲です。まあ、「S.W.A.L.K.」が、まだ、聴ける方かな。


One Love One World/Romi&Jazz 
(UK盤12”  1990 Chrysali CHS 12 3545)
  A1.One Love One World(Unity ’90 Mix)
  A2.One Love One World
  B1.One Love One World(Instrumental)
  B2.Love Crime

キング牧師の有名な演説「i Have a Dream・・・」をサンプリングしたこの曲、SAW作品にして、地味な曲でちょっと残念ですね。当時、人気が出ていたグランド・ビートとかの影響も多少垣間見れる1曲です。Romi&Jazzって姉妹なんでしょうか?似たような顔してますが、曲同様、ちょっと地味かな(笑)。


TITLE All Of Me(Boy Oh Boy)
ARTIST Sabrina
COUNTRY GERMANY CD SINGLE RELEASE DATE 1988
LABEL METRONOME MUSIK/SHERMAN CATALOG NUMBER 887 720-2
BUY
TRACK LISTING
1 All Of Me (Boy Oh Boy) 5:14
2 All Of Me (Boy Oh Boy) (Instrumental) 4:31
3 All Of Me (Boy Oh Boy) (Radio Version) 3:59
All Tracks Written & Produced by Stock/Aitken/Waterman,Remixed by Pete Hammond

COMMENTS
イタリアのセクシーアイドル、サブリナ嬢とストック、エイトケン&ウォーターマンが組んだヒット曲。UKではイマイチでしたが欧州ではヒットとなったようです。
SAW作品としては、安っぽいユーロビートになってしまいましたが、サマンサ・フォックス同様、B級セクシーアイドルの彼女にはお似合いのサウンド。こちらドイツ盤CDシングルには、貴重な5分14分のマキシ・バージョンを収録です。

Like A Yo Yo/Sabrina 
(日本盤CDS  1989 KING 091X 18005)
  1.Like A Yo Yo  04:32
  2.Funky Girl  04:39

これ本当にSAWによるリミックスなのかどうかよくわかりませんが、一応ジャケには、そうクレジットされてます(ちょっと誤記してるけど)。
聴いた感じPWLぽく感じないのでかなり怪しい〜。まあ、曲の方はたいした曲ではなく、イタリアらしい安いB級ユーロビートです。


Super Sabrina/Sabrina 
(日本盤CD ALBUM  1989 KING RECORDS 292E 2048)
  1.Like A Yo Yo  04:29
  2.All Of Me  06:37
  3.Doctor’s Orders  05:03
  4.Boys  03:56
  5.Funky Girl  04:38
  6.My Chico  03:39
  7.Pirate of Love  03:57
  8.Sexy Girl  03:20
  9.Guys and Dolls  05:07
 10.SEX  04:08

イタリアの爆乳娘、サブリナのフルアルバム。「BOYS」の乳はみ出しPVも凄かったけど、サマンサ・フォックス同様歌は下手でもお色気だけでなんとか売れた時代だったんですね(笑)。
SAWが、手がけた「All Of Me」ですが、シニータなんかと同じ路線である意味安心して聴ける1曲です。


タイトル Super Sabrina
アーティスト Sabrina
プレス国 フランス盤CDアルバム 1988年
レーベル CARRERE カタログナンバー 96.656
購入
トラックリスト
1.Like A Yo Yo
2.All Of Me
3.Doctor’s Orders
4.Funky Girl
5.My Chico
6.Pirate Of Love
7.Guys and Dolls
8.Sex
9.All Of Me(Boy Oh Boy)(Remix)
10.My Chico(Extended Version)

Track 2,9 Produced by Stock Aitken Waterman
Track 9 Remixed by Dave Ford
  3:28
  3:48
  3:20
  3:49
  3:40
  4:00
  3:51
  4:10
  6:02
  5:23
コメント
80年代、サマンサ・フォックスと双璧をなした?サブリナ嬢のフランス盤アルバムです。
日本盤は、中古屋にゴロゴロ転がってますが、このフランス盤は、Dave Fordの手がけるリミックスを収録しているということでちょっぴり注目度の高いアルバムです。でもDave Fordのバージョンは、”ボ・ボ・ボ・ボーイ”というサンプリングフレーズがくどすぎるので、やっぱりPete Hammondの手がける”The Boy O Boy Mix”の方が、個人的には好きかな?!

Tell Him I Call/Sequal 
(UK盤7”  1989 Capitol CL528)
  A.Watermix  04:14
  B.Oboe Mix  05:05

1989年バージョンとして、Phil Harding&Ian Curnowが、グランドビートでリミックスしたSAWのマイナーソング。
B面のリミックスは、Watermixでもイントロで使ってたオーボエを全面に打ち出したグランドビートのハウスリミックス。歌なしです。


タイトル (I’m So)Happy Happy(You’re Mine)
アーティスト The Sheilas
プレス国 UK盤CDシングル 2007年
レーベル EMI/PWL カタログナンバー SAWCD1
購入 Amazon.co.jpで購入する
トラックリスト
1.Radio Edit
2.Extended Mix
3.Riffs&Rays Extended Mix
4.Riffs&Rays Radio Edit
5.Karaoke Version
6.Enhanced Video
  3:25
  5:29
  7:00
  3:27
  3:28

コメント
80年代、黄金時代を築いたStock,Aitken&Watermanが復活!という触れ込みだったのに、蓋を開けてみればMatt Aikenのクレジットはなく、まだ仲直り出来ていないのかと、ちょっぴりと残念な気持ちにさせらたこの曲。
Mike Stockの底抜け明るいサウンドにあわせて、UKのCMタレントらしいお姉様3人組が、歌っております。
サウンドのキーマンが、Mike StockだけにFAST FOOD ROCKERSの延長線にあるような曲ですが、Radio Editに限ってはチープさが目立ってPWLらしさが、感じられません。
ですが、PWLの黄金期を支えたPete Hammondが手がける2曲目のExtended Mixは、音に落ち着きと深みが出て往年のPWLファンも納得のリミックスに仕上げてくれています。さすが!MIXMASTER!
POP系のリミックスには定評のあるAATWのRiffs&Raysによるトランシーなリミックスは、クラブ映えするBPM高めのサウンドで「HAPPY HAPPY・・・」というサビの部分が、より印象的に残るダンスポップに仕上げています。

Success/Sigue Sigue Sputnik 
(日本盤CDS 1988 東芝EMI XP10ー2049)
  1.Success  03:52
  2.Frankenstein Cha Cha Cha  03:40

ジョルジオ・モロダーをプロデューサーに迎え「ラブ・ミサイル・F1−11」で鮮烈デビューをした、ジグ・ジグ・スパトニックとのSAWの1曲限りのコラボレーション。どう考えたって音楽性の違いを考えればこの組み合わせは無謀でしょう(笑)。
ロックとユーロビートを融合したこの曲、最初聴いたときは変に感じたけど、何回も聴いてると結構好きになった1曲です。ちょっとクセの強い1曲であるのは確かです。


Success/Sigue Sigue Sputnik 
(US盤12”  1988 EMI V−56130)
  A1.12” Dance Mix  06:45
  A2.7” Single Mix  03:00
  A3.Funky Mix  05:27
  B1.Balaeracidic Mix  06:04
  B2.Metal Hammer Mix  06:30
  B3.Micro−Dot Dub  04:44

US盤の12”シングルは、リミックスてんこ盛りのお得盤。無難に12” Dance Mixが、一番の出来なんですが、それ以外のリミックスが、どんな感じかというと・・・
Funky Mix・・・Neil Xによるリミックスは、元曲の面影全くなしのエレクトリカルでファンキーなハウスリミックス。
Balaeracidic Mix、Micro−Dot Dub・・・Phil HardingによるSAWのS.S.Paparazziをネタに使ったアシッドハウスバージョン。
Metal Hammer Mix・・・まさしくリミックス名通り、ハードなギターをフィーチャーしたメタルバージョン。
と、いったところです。


Energize/Slamm 
(UK盤12”  1993 PWL PWLT266)
  A1.12 Inch Master
  A2.La Camorra Headless Mix
  B1.Safe Hands Planet Mix
  B2.Ride Of The Vulcans Mix
  B3.Captain’s Log

Stock&Watermanでのコンビの末期にPWLが送り出した、男性5人組のアイドルグループですが、全然売れませんでした(笑)。ドイツやイタリア発のユーロダンス系の影響を受けたアグレッシブなハウスサウンドで楽曲自身は、そんなに悪くありません。
リミキサー陣は、Lovalandの前身Safe Hands、Jewels&Stoneと後に活躍するエンジニアが担当していますが、B面のリミックスは、すべてボーカルレスのDUB MIX。
Safe Handsのリミックスは、Loveland的な雰囲気を持ちつつもピッチを早めちょっと軽めの音作りです。
Jewels&StoneのJulian Gingellがリミックスした、B2は、かなりダークで淡々としたハウスリミックス、Barry StoneがリミックスしたB3は、当時のRAVEシーンにあわせたようなテクノ系のハウスリミックスです。


Virginia Plain/Slamm 
(UK盤CDS  1993 PWL PWCD274)
  1.Virginia Plain  03:11
  2.Virginia Plain(12” Master)  05:47
  3.Virginia Plain(Safe Hands Mix)  05:47
  4.Energize  03:38

2NDのこの曲は、ロック色の強いノリの良いポップロックで、なかなか良い感じです。
Paul Watermanを中心としたSafe Handsによるリミックスは、LOVELAND的なDUBハウスでまとめています。


Contract Of The Heart/Spelt Like This 
(UK盤12”  1985 EMI 12SLT 1)
  A.Contract Of The Heart(S Mix)
  B.12inch Extended Massacre

クレジットを見ると正確には、Procuced by W.A.S.P.と書いてありますが、SAWの別名義だそうです。どういう意図で変えたのかわかりませんが、あのハードロックバンドは、あんまり関係なさそうです。 曲自身は、SAWの初期の作品ということで、自身は、曲を書いてません。そいうこともあってか曲の方には、もう一つSAWらしさを感じませんが、爽やかなポップサウンドで悪い曲ではありません。ただ、当時たくさん出てきていたポップバンドの中で、特徴を出せなかったのか全くと言っていいほどヒットすることはありませんでした。
B面のリミックスは、ロック色を強めたDUBバージョンです。


Stop This Rumour/Spelt Like This 
(UK盤12”  1985 EMI 12SLT 2)
  A.Stop This Rumour(Extended Lust Mix)
  B.The Alphabet

A面の曲だけSAWの曲ですが、今作は、ちゃんとSAWプロデュースとクレジットされています。
歌は、結構ポップなんだけどサウンドの方が、ベースを強調しすぎて、あんまりポップじゃないという、もう一つアンバランスな曲。バンドとしてのサウンドを意識したんでしょうが、もう少し打ち込みを多様して作ればもっといい曲に仕上がったんだろうなあ。


Qu’Est−Ce Que C’est?/Splash 
(UK盤12”  1986 Rocket Company BLAST 1122)
  A.The Levine Mix
  B.Instrumental

UKハイエナジー界の重鎮、イアン・レビンによるバキバキなサウンドと印象的なサビのユーロビートソング。
日本のディスコでも、当時よくかかってたらしいのですが、その当時のことは全然知りません。
PWLのMike Duffyが、リミックスした「Ce Soir Mix」と、いうのもあるんですが、なかなかレアでお目にかかることがありません。どんなのか聴いてみたいものです。


I Don’t Go To USA/Stephen Remmler 
(UK盤プロモ12”  1987 Mercury MERX DJ 249)
  A1.I Don’t Go To USA
  A2.Die Zeit Ohne Stimme(Instrumental)
  B1.I Don’t Go To USA(7” Version)
  B2.Keine Sterne In Athen(3−2−5 × in 1 Monat)

ドイツで人気のあったTRIOのメンバーだった、ステフェン・レムラーのソロシングル。
SAWが手がけたのはA1のリミックスバージョンのみですが、オリジナルよりちょっとポップになったかなと言う程度で、語るようなドイツ語の怪しい曲であるのは間違いありません(笑)。
途中で、ちょっとヨーデルが入ったりととにかく変な曲です。PWL的なユーロビートを期待すると痛い目に会いますよ。ドイツ語の曲だからサッパリ意味不明ですが、本国ドイツでは、TOP10ヒットになってます。


Free To Love Again/Suzette Charles 
(UK盤CDS  1993 RCA/BMG 74321 158372)
  1.Free To Love Again  03:17
  2.Free To Love Again(The Free Mix)  06:37
  3.Free To Love Again(Swing Mix)  04:51
  4.Free To Love Again(The Blanket Mix)  05:43
  5.Free To Love Again(Safe Hands Italian Kick Ars Mix)  05:24

SYBIL同様、実力派ボーカリスト、Suzette Charlesのデビュー曲。PWLが、崩壊直前ということもあってチャートアクションも悪く、この曲以外は、すべてお蔵入りになったのは残念な限りです。
洗練されたポップハウスで、非常に聴き易い曲ですが、リミックスは、当時のクラブシーンを反映したユーロダンス的なサウンドです。それが、顕著なのが5曲目。Safe Handsによるリミックス。ピッチを早めSafe Handsにしては、かなり派手でアグレッシブなサウンドに仕上がっています。
2曲目は、Dave FordとTony Kingによるリミックスですが、途中から突然、曲調が変わってユーロダンス的なサウンドへと変貌します。ちょっとテンポがゆるいのでなんか変な感じはしますね。
Dave Fordが手がける4曲目は、EXTENDEDに相当するものです。


The Big Kiss/Thereza Bazar 
(ドイツ盤12”  1985 MCA 259052−0)
  A.The Big Kiss(Extended Versionx)  05:50
  B.Give Yourself Up  04:18

男女2人組のユニット、DOLLARの女性ボーカリスト、THEREZA BAZARのソロシングル。
SAWが関わったのは、この曲のリミックスのみの為、SAWらしさは全く感じませんが、ちょっとチープで可愛らしいボーカルとサウンドが印象的なポップソングです。
ちなみに、DOLLARの曲では、「O L’lamour」をExtra Beat Boyがリミックス、「It’s Natures Way」をPhil Harding&Ian Curnowがプロデュースしています。


The Heaven I Need/The Three Degrees 
(UK盤12”  1985 Supreme SUPET102)
  A1.The Hevean I Need
  B1.The Heaven I Need(Senza Voce)
  B2.Gimme,Gimme,Gimme

「荒野のならず者」「天使のささやき」等アメリカより日本で人気があった、スリー・ディグリーズとSAWのコラボ第一弾。Supreme Recordsからの発売ということもあって、プリンセス、オーチー・ブラウン系のアーバンコンテンポラリーなサウンドです。地味な曲ですが、PWLらしいミディアムテンポのスタンダード曲と言えるでしょう。B面の「Senza Voce」は、もう少しポップで明るく仕上げたインスト曲。


This Is The House/The Three Degrees 
(UK盤12”  1985 Supreme SUPET104)
  A1.This Is The House
  B1.This Is The House(Mega Dance Version)
  B2.This Is The House(Senza Voce)

↑の曲に比べると、幾分アップテンポでオシャレなサウンドでキメたポップナンバー。曲としての完成度は、こちらの方が、洗練されていて良く感じます。
B面の「Mege Dance Version」は、ダンス・バージョンと謳ってるからといって、特別違いがあるわけではありません。「Senza Voce」は、若干アレンジを加えたインストバージョンです。


Mixed Up World/Timex Social Club 
(ドイツ盤CDS  1986 Danya 888 253−2)
  1.Mixed Up World(Extended Version)  08:27
  2.Mixed Up World(Euro−Mix)  08:29

「Rumours」が、大ヒットしたTimex Social Clubのアルバム「Vicous Rumours」からのシングルカット曲をPhil HardingとStock、Aitken&Watermanのコンビでリミックス。
ブラックな曲なのでPRINCESSのようなアーバンコンテンポラリー系のサウンドでまとめています。
2曲目は、ユーロミックスとありますが、別にユーロビートではなく、EXTENDEDに比べると、もう少し明るくポップなPWL流のブラックな仕上がりのリミックスです。


Mixed Up World/Timex Social Club 
(日本盤12”  1987 CBS/SONY 12AP3282)
  A1.Extended Version  08:37
  A2.Radio Edit  04:13
  B1.Euro−mix  08:33
  B2.Dub  05:10

上記の日本盤。特にコメントすることなしです。


All Mixed Up/The Twins 
(UK盤プロモ12”  1991 PWL PWLT82)
  A1.All Mixed Up  06:26
  A2.All Mixed Up(Fordy’s Dub Mix)  03:00
  B1.All Mixed Up(Organic Dub)  03:54
  B2.All Mixed Up(New Dub City)  03:38

ハッキリいって歌はうまくないのですが、サウンドに助けられてそこそこ聴ける1曲。プロデュースは、SAWですが、サウンド的には、Stock&Watermanになってからの音に近い、洗練されたポップハウスといった感じです。
メインミックス以外、Dubというのも、歌が下手だから(笑)という理由もあるかもしれませんが、逆にDubということでリミキサーのデイブ・フォードもかなりダークで渋い音作りに徹しています。ただ、B2のリミッククスは、Dubといいながらボーカルが入ってます。ない方がいいかも(笑)。


Slam Jam/WWF Superstars 
(UK盤CDS  1992 BMG 74321 124882)
  1.Slam Jam  03:28
  2.Slam Jam(12” The Full Nelson Mix)  05:46
  3.Slam Jam(Instrumental Mix)  03:25

日本では、本格的な格闘技の方が人気ですが、欧米では、エンターテインメント性溢れるプロレスが人気なんでしょうね。WWFのスーパースター達とPWLのコラボソングです。
やっぱりこういう人達に流暢なポップソングを歌わせるのは、似合わないと判断したのでしょう、ラップ調に仕上げています(笑)。しかし、PWLのサウンドは、この手のHIP HOPなサウンドとマッチしないようで、妙に安っぽく感じます。


Let’s Go!/Yell 
(日本盤CD ALBUM  1991 ビクター音楽産業 VICP−121)
  1.Let’s Go Round Again  03:52
  2.One Thing Leads To Another  03:26
  3.Instant Replay  03:42
  4.Give Me A Little More Time  04:14
  5.One Touch Too Much  05:34
  6.Surrender  04:28
  7.Nothing Comes For Nothing  07:24
  8.I Got The Feeling  04:14
  9.What U Do To Me  04:58
 10.Let’s Go Round Again(Extended)  06:41
 11.One Thing Leads To Another(Extended)  05:16
 12.Instant Replay(Extended)  05:57

こういったポップサウンドが、時代遅れとされて人気に陰りが見えていた90年代初頭にシニータ等を送り出したFanfare Recordsよりデビューしたポップデュオ。
SAWが、プロデュースしたのは、「One Thing Leads・・・」だけですが、ミディアムテンポのポップナンバーでたいした曲ではありません。それよりもナイジェル・ライトがプロデュース、ピート・ハモンドがリミックスした10、12曲目のカバーソングが良い出来です。どちらも元気の良いダンスポップでオススメ。ちなみに「Let’s Go Round Again」は、アベレージホワイトバンド、「Instant Replay」は、ダン・ハートマンのカバーです。





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